
LEG1:8月9日(日)バンコク→パタヤ158.76km(うちSS4.5km) 曇り時おり雨 |
|
SS1から波乱の幕開け!!![]()
“真夏の祭典”アジアンラリーがいよいよスタートの日を迎えた。スタート地は買い物客で賑わうバンコクの巨大ショッピングセンター「セントラルワールドプラザ」前。正面広場には色とりどりのラリーカーが整然と並べられ、ラリーカーを前に携帯電話で記念撮影する買い物客。その脇では敬虔な仏教徒であるタイ人の日常を象徴するかのように神様に線香をたむけお祈りする人々が見られ、スタートを待つクルマの斜め頭上には電車が走り、向かいには高級ホテルが立ち並ぶ。 |
|
![]() ![]() ![]() その明暗を分けた小山の中のヒルクライムは、標準的にはローギアのセカンドで上り切るようなものだが、1台、2台と上るうちに路面は掘られ、日本人で最初にこのヒルクライムを上る青木拓磨選手(#9takuma gp/いすゞ・D-MAX)の時には、すでに路面はふかふかの深い砂の轍となっていた。何度もトライするものの上りきれず、結局ウインチを使って脱出。「坂の下でローギアにしましたが、フロントデフの調子が悪く、四駆に入っていない状態でのトライでした」と青木拓磨選手。もしかしたらとレーシングシューズからワークブーツに履き替えてSSに臨んだナビゲーター二人は、結果的には全参加者中この二人だけがウインチ作業によりヒルクライムを攻略する結果となった。初日の結果は18位と“暗”に終わったが、調子の悪いフロントデフを整備し「明日以降、徐々にペースを上げていきたい」と青木拓磨選手。 |
|
![]() ![]() ![]() そうしたアタックが終わるのをヒルクライム下で待つ森川金也選手(#10 TEAM KYUSHU DANJI with GEOLANDAR / トヨタ・ランドクルーザー80)は青木拓磨選手のトライの間にヒルクライムを試みるものの中腹で失速、坂を上り切ることなくバックするが、クルマはリバースに入らない状態となった。「トランスファーのセンターデフロックを作動させるハブの不具合で、ニュートラルに入らなくなったんです。それであきんど号に引きずりおろしてもらいました」と森川選手。クルマをコース脇に止め、SS1を終えることができず、最終的にはトライアングル号に牽引されてホテルに向かった森川選手は19位フィニッシュで、まさに今日の結果は“暗”。しかし「トランスファーを分解修理したので明日以降は慎重に走ります」とのこと。メカニックの高田浩三氏と安蘇友哉氏の働きにより深夜を迎える前に明日へのスタート切符を確実なものにした。
|
|
![]() ![]() ![]() そして結果的には11位ゴールで“明”なのだが、本人的には“暗”なのがあきんど号だ。「あぁ、神様は私たちに試練を与えて下さる。我々がスタートするまさにその時、大雨が降ってきたんです」と辻本隆志選手(#12 AKINDO-GO with SUN・CHLORELLA/トヨタ・ランドクルーザー)。「そう、サーキット内はケツを振りながら、ワイパーはずっとハイ。まさに、あぁ神よという感じやったんよ。坂の下についたら森川選手と青木拓磨選手が止まっていて、横向きに坂に止まっている森川号を下ろしてからヒルクライムのトライをすでに待っていた11号車の後ろに並んだんです」と山本則博選手(#12 AKINDO-GO with SUN・CHLORELLA / トヨタ・ランドクルーザー)。結局、あきんど号は青木拓磨選手がウインチで脱出し、12号車が自力でクリアするまで坂下で待機することとなり、ここでかなりの時間を費やすこととなった。 |
|
![]() ![]() この日17位で終えた味戸厚二選手(#14TEAM SINGHA AJ SPIRIT/三菱・トライトン)も“暗”ということになる。「サーキットを走っている間は雨がすごくてフルカウンターをあてたり、ドリフトしたりスリッピーで、ヒルクライムのところに来たらクルマが詰まっていて10分ほど待ちタイムロス。そしていざトライしたら一発目でひっかかって、勢いつけて2度トライしてもダメ。大きな穴が3箇所開いていたから、どうしても失速してあと一息であがることができなかった」と味戸選手。そこで勝間田選手のとった木の間のコースを登ってクリアした。「無事終了できてよかったです」と根本道久選手(#14 TEAM SINGHA AJ SPIRIT / 三菱・トライトン)。SS1の結果は“暗”と言えるかもしれないが、「明日以降、徐々にペースを上げていきます」という二人の場合、クルマに問題を抱えていないため気持ちは一日目を終えたという明るさがある。 |
|
![]() ![]() しかし、新堀忠光選手(#15 Isuzu Bangchak Maxxis Team Thailand / Isuzu D-MAX)の今日は“暗”というしかない。「バンコクからここパタヤまで。新しいエンジンと新しいシステムの調子を見ながら走ってきました。サーキットは楽しく走ったのですが、ヒルクライムの下に行くと数台が順番待ちをしていて、クルマの状態を考えるとトライするよりゴールに向かうという結論になりました」と新堀選手の結果は19位。 |
|
![]() ![]() 一方、勝間田祥司選手(# 18TEAM INNO JAPAN / トヨタ・ヴィーゴ)は初日終了時点で“明”、10位でこの日を終えた。「サーキット走行は楽しかったし、ヒルクライムも大勢待っているので脇の木の間を上ってベリーグ?。トラブルがないと楽しいですね」と満面の笑み。ナビの込山喜憲選手も「二人合わせてオーバー100のチームなので、クレバーにいかないと」とヒルクライム時の機転のきいたコース攻略を振り返る。 |
|
![]() ![]() そして、今日日本人参加者1位、総合9位で初日を終えたトライアングル号はもちろん“明”。「初日のSSは距離も短いし、言うなれば二日のスタート順を決めるだけのものかなと思ったらいきなりすごいコースでした。にしてもSSスタート時には大雨が降ってきたので、サーキットのピットでタイヤのエアをl落としてウインチのワイヤーやスナッチブロックを助手席に用意するとは思いませんでした。明日以降もクルマを壊さず、無事チェンマイまで行けるよう頑張ります」と伊藤芳朗選手(#21 TEAM TRYANGLE GEOLANDAR 2008 / 三菱パジェロ)。 |
|
|
明日はアランヤプラセットまでの438.68km、うちSS2は今大会最長SS215.90kmだ。 |
PROVISIONAL RESULTS SS1 |
PROVISIONAL CLASSIFICATION LEG 1 |
| 9位 | #21 | TEAM TRYANGLE GEOLANDAR 2008 | 伊藤芳朗/吉澤直樹 | |
| 10位 | #18 | TEAM INNO JAPAN | 勝間田祥司/込山喜憲 | |
| 11位 | #12 | AKINDO-GO with SUN・CHLORELLA | 山本則博/辻本隆志 | |
| 16位 | #9 | takuma gp | 青木拓磨/青木孝次/山形昇 | |
| 17位 | #14 | TEAM SINGHA AJ SPIRIT | 味戸厚二/根本道久 | |
| 18位 | #10 | TEAM KYUSHU DANJI with GEOLANDAR | 森川金也/深野昌之 | |
| 19位 | #15 | Isuzu Bangchak Maxxis Team Thailand | 新堀忠光/Athikij SRIMONGKOL |