

LEG4:8月12日(水)ナコンラチャシマ→ペッチャブン607.57km(うちSS 207.81km) 曇り時々晴れ |
|
森川選手、SS2番手で総合5位に2分26秒差と迫るLEG4 はSS5がキャンセルとなったことから、ホテルからSS6へのリエゾンの185.22km、SS6の53.02km、そして最後のホテルまでのリエゾン 178.10kmの合計416.34kmで行われた。今日はSSが約50kmの1本となったため、上位陣では昨日まで総合5位だった#2 Chamnan ON-SRI (Chamnan On-sri/Mitsubishi・Triton/T1D)がSSでトップタイム50分53秒をはじき出し、総合4位に浮上、その代わり昨日総合4位だった#16 Sarun YOOSOOK (Maxxis Isuzu N Mortorsport/Isuzu・D-MAX/T2D)が総合5位となった以外、総合順位に大きな変化はなかった。総合1位は#3 Nattaphol ANGRITTHANON (TOYOTA/Toyota・Vigo/T1D)。総合2位の#6 Wichai WATTANAWISUTH (Maxxis Isuzu N Mortorsport/Isuzu・D-MAX/T1D)とは10分11秒差で、昨日の6分33秒差からさらに差を広げ、総合優勝への王手を確実なものとした。 |
|
![]() 日本勢では森川金也選手(#10 TEAM KYUSHU DANJI with GEOLANDAR / トヨタ・ランドクルーザー80)の活躍が光った。昨日のSSトップタイムマークに続き、今日はSSトップタイムに遅れることわずか38秒差で2位。このため総合6位こそかわらないものの、総合5位とのタイム差は2分26秒差、総合4位とのタイム差も4分38秒差となった。「クルマの調子がいいだけに、正直今日は長丁場が欲しかった。昨日に続きサスペンションの調子は良かったし、うちがこのペースでいって、無理して走るよそが壊れてくれればという気持ちもあります。コースは前半に穴やウォッシュボードが多く、毎日毎日サスの良さを実感していて、6年間蓄積してきたものがようやく実を結んだという感じです。欲を言えば軽量化がもっとできればいい。無理してかっとばなくてもけっこうなタイムが出せるので、こうしたノウハウで日本の皆さんにフィードバックできるものもあると思っています」と森川選手。森川選手にとっては、ここアジアンラリーはどういうクルマが安全で速いのかを1年間かけて技術を集大成しテストを行う場になっている。「今回は今まで参加した中で初日を除いては一番いい展開なので、データを含めて色んなものを持って帰れそうです。そして何よりも楽しい。明日は今まで通りメリハリをつけた運転を心掛けながら、アタックをかけていきます」と総合成績アップが期待される。 |
|
![]() 一方、総合順位3位の新堀忠光選手(#15 Isuzu Bangchak Maxxis Team Thailand / Isuzu D-MAX)はSSトップスタートが仇となってSS5位にとどまった。「今日は一番スタートだったので、牛などに遭遇して4分以上コース上で止まっていたのが悔やまれます。クルマは今日から新しいコンピュータを積んでいるんですが、低速はいいけど高速が前は175km/hまで出ていたのが140km/hしかでない。明日はまた別のコンピュータを試します」とのこと。前車とのタイム差は15分12秒だ。 |
|
![]() 着実な走りを続けるベテランコンビ“あきんど号”は目標とする総合シングル、9位を今日も守った。SSは11位、総合では前車との差が11分ちょうどだが、追い上げる総合10位との差は7分22秒だ。「相変わらず路面はカチカチで腕力勝負のうちには苦しい路面やった。アジアンラリーのコースが今年特別こうだということはないけど、我々は淡々と50kmを走りきったという感じ。SS距離が短くなったことは、チームのこと、クルマへの負担を考えると気持ち的には楽できた」と山本則博選手(#12 AKINDO-GO with SUN・CHLORELLA / トヨタ・ランドクルーザー)。「今日はコマ図にない穴も多くて心配だったので大事に走ろなって話しました。コース内では総合で10位のタイのラチャンさん、青木拓磨さん、今日SSトップタイムを出した#2の3台に抜かれて、やっぱりコイル車は強いなっていう感触を持った後、フィニッシュまであと5kmくらいのところで、曲がるはずの場所より一本手前の分かれ道でラチャンさんと青木拓磨さんがいるのが見えた。しめたと思て、今度はこっちが2台パスした後、のりさん(山本則博選手)の運転もゼッタイに抜かせない走りに変わった。それからは確実にナビしてそのままゴール!もう、気分はサイコーでした」と辻本隆志選手。あきんど号としてはベテランらしい走りが光った一日だった。 |
|
![]() 今日も大事に一日を終えた勝間田祥司選手(# 18 TEAM INNO JAPAN / トヨタ・ヴィーゴ)は総合12位でSSも12位。「一部濡れていたりして滑るような路面もあったり、楽しむことができました。コースとしては楽だったんですが、ペースを上げる間もなくあっという間に終わってしまった。後はクルマを壊さず、少しでも上位を狙うというような走りをしたい」と今日もノートラブル。目標に掲げた完走はもう目の前だ。 |
|
![]() 総合13位の青木拓磨選手(#9takuma gp / いすゞ・D-MAX)は今日も四駆を失い、二駆でSSを走破。SSは前車とわずか9秒差の14位だった。「昨夜リーフを交換してフロントを1cm、リアを2cm上げたせいですごく走りやすくなっていたのですが、スタート1km手前で四駆に入らなくなり、結局3日連続で二駆で走りました。サンドがけっこう長く続いていたりと、血の気の引くようなところもありましたが、なんとか走りきることができました」とドライ路面に助けられたかたちとなった。 |
|
![]() 総合15位のトライアングル号は今日も大きなトラブルなく競技を終えた。今日ドライバーを務めた伊藤芳朗選手(#21 TEAM TRYANGLE GEOLANDAR 2008 / 三菱パジェロ)は「フルブレーキングによるエンストで再スタートできなくなり、予備のバッテリーにつないでエンジンをかけましたが、その後は順調に走りゴール。短くてあっという間だった」とのこと。ナビの吉澤直樹選手は心配していたラリコンの調子も良くてほっとした様子。「今日は楽だったけど、整備もできたし中休みのつもりでかえって良かった」。ただトライアングル号としては“基本がオフローダー”なので、「雨が降ってスリッピーになるのを期待する気持ちも正直ある」と吉澤選手。伊藤選手も「明日から山に入りそうなので、ここからが本番と思って完走目指してがんばります。ここまま晴れてもいいけど雨が降って、また違ったアジアンラリーの楽しみ方ができるいいな」と明日のSSに期待をかける。 |
|
![]() 総合16位の味戸厚二選手(#14 TEAM SINGHA AJ SPIRIT / 三菱・トライトン)には今日もトラブルが襲った。走り出して数キロでターボのパイプがずれだし、パワーが不安定になったためペースダウン。30キロ地点辺りの安全な場所で応急処置を施し、その後は攻めの走りができると走り出したら今度はリヤサスが両方ともぬけ始めて攻めきることができなかった。「ターボの応急処置をするまで80km/h、3速までしか出すことができなくて、車速を落とさないようにサンド等をクリアするにはスローイン、ファーストアウトすべきところもファーストインしないと抜けきれない。結果、ファーストイン、スローアウトな走りでストレス度合いとしては一番高いSSだった。ここのところのトラブル続きで安全のためスローダウンしてしまったのですが、もっと早い段階でパイプのずれだと気づけば良かった。自分好みのコースだっただけにホントに残念です」と不完全燃焼なSSを振り返る。ただ一つ良かったことは「ジャンプの後に右に曲がるところで、ジャンプしながらピタッと空中で右に曲がって立ち木の間に入っていけたこと」だとか。明日は「できるところまで踏んでいく」とリアショック、リアブレーキ、ターボの修理を行う。 |
|
|
明日は予定通りペッチャブンからフレアへの405.01km。うちSSは2本で合計109.66kmだ。昨日降った雨によりスリッピーなところやクリーク越えもいくつかあり、夜のブリーフィングではウインチ装着が強く勧められた。総合順位のアップを狙う参加者にとっても、現状維持を願う参加者にとっても重要な一日になることは間違いない。 |
PROVISIONAL RESULTS SS5 |
PROVISIONAL RESULTS SS6 |
PROVISIONAL CLASSIFICATION LEG 1-4 |
| 2位 | #10 | TEAM KYUSHU DANJI with GEOLANDAR | 森川金也/深野昌之 | 0:51:31 |
| 5位 | #15 | Isuzu Bangchak Maxxis Team Thailand | 新堀忠光/Athikij SRIMONGKOL | 0:54:38 |
| 11位 | #12 | AKINDO-GO with SUN・CHLORELLA | 山本則博/辻本隆志 | 1:03:41 |
| 12位 | #18 | TEAM INNO JAPAN | 勝間田祥司/込山喜憲 | 1:05:12 |
| 14位 | #9 | takuma gp | 青木拓磨/青木孝次/山形昇 | 1:06:08 |
| 15位 | #14 | TEAM SINGHA AJ SPIRIT | 味戸厚二/根本道久 | 1:08:32 |
| 16位 | #21 | TEAM TRYANGLE GEOLANDAR 2008 | 伊藤芳朗/吉澤直樹 | 1:13:58 |
| 3位 | #15 | Isuzu Bangchak Maxxis Team Thailand | 新堀忠光/Athikij SRIMONGKOL | |
| 6位 | #10 | TEAM KYUSHU DANJI with GEOLANDAR | 森川金也/深野昌之 | |
| 9位 | #12 | AKINDO-GO with SUN・CHLORELLA | 山本則博/辻本隆志 | |
| 12位 | #18 | TEAM INNO JAPAN | 勝間田祥司/込山喜憲 | |
| 13位 | #9 | takuma gp | 青木拓磨/青木孝次/山形昇 | |
| 15位 | #21 | TEAM TRYANGLE GEOLANDAR 2008 | 伊藤芳朗/吉澤直樹 | |
| 16位 | #14 | TEAM SINGHA AJ SPIRIT | 味戸厚二/根本道久 |